【超簡単に説明!】ボジョレー・ヌーヴォーとは

2021年も11月に入り、いよいよボジョレー・ヌーヴォー解禁が近づいてきました!
今回は、そもそもボジョレーヌーヴォーとは何なのか。
他の時期で買うワインとはどう違いがあるのか・・
について説明していきます!!

ボジョレーワインの一種

フランスボジョレー地区で製造されるワインには有名なもので3種類のワインがあります。
①ボジョレー・・・赤はガメイ種、白はシャルドネ種のブドウ
②クリュ・ボジョレー・・・ボジョレー地区の中でも優れたトップ10のブドウ
③ボジョレー・ヴィラージュ・・・①よりも厳しい審査に通過した良質なブドウ

以下でも説明しますが、ヌーヴォーとは新酒(プレムール)を表す言葉。
これらの種類の内、11月の第3木曜日を解禁日として出荷されるワインのことをボジョレー・ヌーヴォーと呼んでいます。

※②クリュ・ボジョレーはプレムールとしては出荷されません。
 ①のプレムールである「ボジョレ・ヌーヴォー
 ③のプレムールである「 ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー

の2つが、11月に解禁される【ボジョレー・ヌーヴォー】となります。

ボジョレー・ヌーヴォー→ボジョレー地区でその年に作られる新酒!(赤ワイン限定!)

ボジョレーとは場所の名前を示す言葉です。
「フランス南部ブルゴーニュ地方のボジョレー地区」を指しています。
ヌーヴォーとは新酒を指すフランス語。
したがって、ボジョレー・ヌーヴォーとは、ボジョレー地区で造られた新らしいワインという意味なのです!!

ちなみに、ボジョレー・ヌーヴォーの原料となるブドウのガメイ種は黒ブドウですので、赤ワインしか造ることができません。白ワインのボジョレー・ヌーヴォーは存在しませんのでご注意を!

特徴

製造方法と味わい

ボジョレー・ヌーヴォーは、マセラシオン・カルボニック(MC)という特別な発酵法でブドウの収穫後数十日で瓶詰め・出荷されます。
MCは簡単に言うと、収穫したブドウを破砕せずにタンクに放り込んで発酵させる製造法です。
そのため、渋ったい味わいが抜け、スッキリとした飲みやすいワインに仕上がる特徴があります。 原料のブドウのアロマが非常にフレッシュでワインとジュースの中間のような香味が人気を博している赤ワインです。

※一般的なワインはブドウの収穫された翌春に出荷。

何で11月の第3木曜日に解禁??

ワインの品質担保のため、フランスのワイン法が販売可能時期を定めているからです。
かつてボジョレーのワインメーカーが我先にとこぞって新酒の売り出しを始めてしまった時期があり、ワインの品質が落ちていってしまう事態が発生しました。

そこで1985年、11月の第3木曜日を解禁可能日として定められるようになりました。
以前は11/15と定められていましたが、土日だとお休みのメーカーも多いため第3木曜日という決まりになっています。

そんなに美味しいのか??

ワインによりけり・・・としか言いようがありません!笑

ですが、上述の通りお酒とジュースが混ざったような味でかなりスッキリしているというのは共通しています。
がっつりとしたタンニンの渋みがお好きな方(=濃いワインがお好きな方)には、あまり向かないワインかもしれません。
逆にあっさりとしたワインを飲んでみたい・・・!という方には非常におすすめです!!